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その場にライフジャケットがなければ?

いつでも持ち歩くわけではないライフジャケット

とはいえ海や川に到着したら、子どもたちは一目散に水辺へかけていきます。

いつでもライフジャケットを持ち歩いているわけではないですし、ライジャケを着用していたとしても、すぐ近くでおぼれている子ども見つけたら助けてやらねばならないでしょう。

今回はライフジャケットを着用していないことを前提に、突発的な事故現場で有効な手段とやってはならない注意点をご紹介します。

落ち着いて「長いもの」を探しましょう

まずは「長いもの」を使う方法です。

おぼれていても必ずしも水深があるとは限りません。とはいえ、プールでも死亡事故が起こりえるわけで、要救助者に近づくことができる場合に限りますが、長いものをつかませて陸地へ引っ張り上げるのが効果的です。

釣り竿、捕虫網などは意外に役立つでしょう。また、キャンプ用品であるタープの支柱(ロックできるタイプに限り)も長く伸ばすことができます。

救助者がパニックになるのではなく落ち着いて、今、自分ができることを冷静に考えて「早く、確実に、安全に」が危機対応の原則です。なお、釣り竿はしなりますので、垂直に引っ張り上げるように。

ライフジャケット代用品として浮力のあるもの

高い防波堤などから落下した場合、少しの時間でも要救助者を「浮かしておく」ことが大切です。いわば応急処置的な手法ではありますが、まわりの方に応援を求めたり、118番(海上での事件・事故の緊急通報用電話番号)に連絡する時間が稼げます。

代表的なライフジャケットの代用品としてはクーラーボックスです。なかみをカラにして(あたりまえですが)投げ込むことで、浮き輪以上の浮力を保てます。

ポリエステルの水入れ…いわゆるポリタンです。

くどいようですがなかみ(水)を入れたままで投げ入れても意味がありません。しがみついたら、かなりの時間の漂流は可能となります。

大きめのペットボトル。1本、可能なら2本を要救助者に投げ渡すことができれば、大人でも頭部を水面から出して呼吸を確保することができるでしょう。

もちろん、波が高い場合や水温が低い状況ではこれらは応急処置でしかなく、しっかりとした救助活動が必要になることは明白で、一時しのぎ的なものです。

ご提案としては万が一のために、普段海や川でのレジャーの折に、ちょっと練習しておくこともおススメです。

ロープはかえって危険と考えてください

さて、重要なお話を加えておきましょう。

役に立つようなイメージがあるロープですが、海や川での使用は危険ですので絶対にやめてください。むしろ危険が増すことになるのです。

確かにフェリーや船舶には救助用浮き輪が設置されており、細いロープが付属していますが、あれはあくまでも浮き輪を確保するための装具なのです。長い紐をつけた救命具というのはないですよね。

漁師さんやヨットマンはロープや網を使いますが、船上では最も取り扱いに慎重になる道具なのです。ロープを船上で使うことは常に緊張し、熟練した技術が必要になります。

理由は「ロープは水中で絡まってしまう」からです。

また、海や川の持つ「流れのパワー」は私たち想像をはるかに超えるものであるという背景も知っておく必要があります。プラスチックや天然素材の紐やロープは一見して浮いてくれるように思えますが、水上をロープの起点とすることで物理学的にロープは沈んでしまい、そこに水圧が加わります。

これにはライフジャケットをつけていたとしてもその効果は逆転してしまい、浮くはずの構造がロープによって機能を停止させられ、むしろ危険を助長する可能性があります。水辺での救助でロープを使うことは厳禁なのです。

救助活動用のスローバックというものも存在します。

一定のレッスンを受けないと使えませんが、このロープは例外的に「浮く」素材で作られています。こういった道具を準備するべしとは決して申し上げませんが、親子でのライフジャケット装備。そして、できるなら上でもふれた、ちょっと練習しておくこと…このあたりはお願いしたいところです。

水難事故では死亡事故が少なくありません。親子の安全を確保するうえでも…備えていただければと思います。

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