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アンモナイト化石は和泉層群にいらっしゃる!?

アンモナイト化石は和泉層群にいらっしゃる!?

アンモナイトのなかまや貝化石、恐竜の化石なども発見される和泉層群。愛媛県松山市から和歌山県の和泉山脈にかけて東西約300kmにわたって分布します。

白亜紀後期におこった中央構造線の左横ずれの断層運動によって沈降してできた細長い地層。沈んで行く方向が西から東へと移動したので、地層の時代も西から東へと新しくなっています。海の盆地のようなところが沈んだため、比較的短い期間に堆積したことが含まれる化石からわかります。

和泉層群は前もって調べないと見ただけではわかりません

そして、南あわじ市のとある海岸に到着しましたが、何の変哲もない普通の海岸としか見えません(泣)。やはりこれは事前に研究者の方や博物館でしっかり調べていかないと全く見当もつかないですね。

冒頭のマップなどを手掛かりにしっかり調べておかないと、海岸で迷ってしまいそうです。地層アプリとかってないのかしら?

しかしまた、この苦労にはロマンがあり、それは勉強しがいにもつながります。和泉層群には海底で堆積した礫岩(れきがん)、砂岩、泥岩が混じるということでして、確かに足元を見ると海岸にそれらが混じっております。和泉層群の周辺にあるお城の石垣などを見ると和泉砂岩なるものが使われており、覚えておくとこういうときにひらめきにつながるかもしれません。

アンモナイトはもちろん恐竜の化石も見つかる!

モササウルスの化石です。

このような恐竜のなかまの化石も、和泉層群で発見さるということでして油断はできません。恐竜や化石にご興味ある方、またそんなご子息を持つ保護者の皆さんは、ぜひとも和泉層群に注目してほしいです。分布の様子を見ると、意外にも都市部から近いところにもありますね。

実際に南あわじ市に行ってみたら、いきなり発見!

露出して波に洗われた岸壁に多くの化石が埋まっているものと勝手に想像していましたが、いえいえ意外にも足元の波に現れた小石を拾うと、簡単に見つけてしまいました。

サンドパイプですね、これ。いわゆる生痕化石というもので貝やゴカイさんが亡くなられた後の巣穴に柔らかい砂などが入り込んで形成されたもの。これです。

もうこのあたりでテンションマックス。岸壁によじ登るのは怖いし危険だしと自分に言い聞かせ、足元の小石をひっくり返すことからはじめました。すると生痕化石や植物などの化石が確かに確認できました。和泉層群というのはそういう地層なのですね。大変驚かされました。

盆地のような海が堆積したということですので、そこにはいろんな力が加わって砂岩や礫岩が生まれ、生き物が化石になりやすい環境が整っていたのかもしれません。

化石採集会 ワークショップに参加してみよう

南あわじ市の阿那賀で見つけたアンモナイトのモニュメントには写真のような解説版がありました。こういうものを情報源として活用することもできるでしょう。

しかし、化石発掘・採集の現場は岩場や岸壁が多く危険も付きまといます。また、周囲の漁港や民家の方々にご迷惑をかけるわけにはいきません。マナー違反などあれば、その場所での今後の発掘ができなくなります。

なので…きちんとしたルール設定がなされ、最低限の人数制限で行われる自然観察会や化石採集会に参加されることを強くお勧めいたします。

傷害保険料など少額の参加費が必要ですが、研究者や化石発掘の専門家の方々が同行していただけるケースも多いので、現地でのアドバイスや化石の同定もその場でサポートしてくれるでしょう。

和泉層群分布地の近くにある博物館を調べて見ると、定期的な観察会は大阪湾周辺でも実施されています。近いうちにこのサイトでもそういった情報を発信できるようにしていきたいと考えています。まずはフィールド、和泉層群に関するアンテナを立てておいてくださいね!

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