1. HOME
  2. ブログ
  3. 海洋ごみが海にただよう困った理由

海洋ごみが海にただよう困った理由

海洋ごみが海にただよう困った理由

そのままにしていたら漂い続ける海洋ごみ

海岸に打ち上げられた「漂着ごみ」、海面や海中を漂う「漂流ごみ」、そして海底に積もった「海底ごみ」の総称として呼ばれる海洋ごみ。

なかでも。最も多いのが食品の容器・包装袋、釣り糸などのプラスチック製のものです。一度使えばすぐに捨ててしまう、いわゆる「使い捨てプラスチック」のごみが大半を占め、これらは、残念ながら分解されることはありません。

川から海へ…海洋ごみが発生する理由

海洋ごみが発生する理由、特に日本のように急峻な山が多く、さらに一年を通じて雨が多い地域の例で見てみましょう。

雨は山肌を通じて平野部のまちを通って海へ流れ出します。日本の国土は世界でも類のない淡水の宝庫と呼ばれ、亜熱帯から亜寒帯にまで位置しており多湿な気候です。稲作が栄えたのもこんな独自の気候が支えたといえるでしょう。

しかし、高度経済成長期以来、急激な都市化が進んだことによってまちは広がり、その分ごみの量も増加してきました。

ごみは山から河川を通じて下流に運ばれます。川の水は浄化されながら流れていきますがごみはそういうわけにはいきません。

さらにまちでは大量のごみが毎日発生していきます。これをそれぞれの市町が行政の仕組みとして回収し、リサイクルや焼却するなどいわゆる「ごみ処理」をコントロールしています。

しかし、現実には無作為に使い捨てられ、放置されたごみが川に流され、雨と一緒に海に流れ込みます。

これらの一部が海洋ごみとなるわけです。

的確なごみ処理がなされていると問題にはならないのですが、現実的にはこういったごみが海へ流れ漂っているのです。さらに夏の台風シーズンなどになると川の水位は上がり、通常以上の海洋ごみが発生します。

ほかにも外国から漂着するごみも

海洋ごみは日本の国内から発生するだけではありません。

川にごみが流れていくのと同じように、外国から海流にのって日本へごみが流れつくのです。海岸などで外国製のペットボトルや魚を捕る道具を見かけたことのある方も多いでしょう。

これらも大量に海洋ごみとして日本の海を漂っています。さらに海の上での船舶の事故(海難事故)などにより突発的に運んでいた燃料などが海へ流れ出る流出油なども環境に深刻な影響を与えています。

さらにマイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック片)の問題もあります。これら漂っていたプラスチックが摩耗して小さくなり、それを生き物が食べたり、ほかの自然物質に影響を与えています。

海洋ごみが増え続けるとどうなるのだろう?

スーパーのレジ袋利用に制限がかかったり、有名なコーヒーチェーンがプラスチックストローの原材料を樹木に変えたり、海洋ごみを減らす試みが本格化してきました。

もちろん歓迎すべき取り組みですが、まだまだそれだけでは海洋ごみは減りません。

「年間800万トンの海洋ごみが発生し、2050年の海はプラスチックごみであふれ返るかもしれない…」2010年時点での環境省による警告です。

毎年これだけの量の海洋ごみが海を漂う状態を単純計算すると、800万トン×10年で現在8000万トン。そのあとは…2050年には3億トン以上!?。もしかしてサカナよりもごみのほうが多くなってしまうのかもしれません。海の生態系に変化があれば、それはすなわち、私たちの暮らしにも大きな影響を与えることになるでしょう。

・海と日本PROJECT(外部リンク)
https://uminohi.jp/

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事