海のごみを減らす あなたにできること

市や町 自治体の定めたルールで正しくごみの分類を
まず基本的なこととして再利用できるもの、焼却してもらうものなど陸上(まち)でのごみ処理をきちんと行うことが肝心、ごみの分類です。
細かな分類のルールは自分の住んでいる市や町のホームページにくわしく紹介されています。粗大ごみなどはごみ収集をお願いするのに費用が発生する場合もありますが、大半の生活ごみは分類のルールを守る限り適切に無料で処理してもらえます。
市町のごみ分類については人ごとと思わず、一度ホームページをチェックすることをお勧めします。スマホで「○○市 ごみ」と検索すれば、すぐにたどり着けます。まずここからはじめましょう。

ごみの量の減らし方、コンパクトなごみの出し方などもごみの種類によって動画などでいろいろと紹介されています。
知らなかった方法を学んで、まわりの人を驚かすこともできますよ。ごみを分類することは当たり前として、スマートなごみ処理を心掛けたいものです。
家のまわりのお掃除、排水溝などは念入りに!

海洋ごみに直接影響するのは、意外かもしれませんが排水溝、つまりは下水道の入り口です。
河川に源流があるように、実はオウチの周りの排水溝(キッチンやバスルームも含めて)も源流とお考えください。ここから入ったごみが海洋ごみになりやすいのです。
下水道は共同で利用するものですが、おうちの玄関と同じようにきれいにしておきましょう。お菓子の袋や、たばこの吸い殻などが玄関に放置されていたら嫌ですよね?排水溝も同じです。ここを日々、きれいにしておくことでグッと海洋ごみは減ります。
もちろん集めたごみは“ご自宅のごみとして”ごみ収集にまわしてください。もしかしたら意外にもハードルが高いかもしれませんが、お休みの時間のあるときなどから少しずつやってみませんか?
毎日のくらしで、ごみを少なくする工夫をしよう!

無駄なものは買わない…それが一番いいわけですが、現実的はなかなかそうはいきません。といってそれを、何でもかんでも一緒にしてごみ収集してもらうというのは明らかなルール違反です。
ごみ分類をスマートにできる工夫を考えてみましょう。かわいくきれいなごみ箱を使うとか、手作りのごみ箱を作ることも楽しいでしょう。アイデアを考えて自由研究にまとめてください。
そして、家のなかだけではありません。あなたは「ごみ箱がいっぱいだったから、ごみ箱の隣にごみを置いた」経験はありませんか?「ふたの隙間から、側溝にごみを捨てた」りしませんでしたか?外で出たごみは家に持ち帰りましょう。もしくは決められた場所で処分しましょう。レジ袋を一枚、いつもカバンに潜ませておきましょう。
海を学ぶ学習に参加しよう!

大阪湾についてのことを学ぶ機会、体験会などが博物館などで開催されています。写真は高校生たちが海洋調査船に乗り込んで水質や透明度などを体験調査している模様です。
こういう機会に参加して、海洋ごみを課題として探求すれば、私たちのくらすまち、海のことがより深く理解できます。
・「大阪湾クルーズ」(動画リンク未)
・「大阪湾フォーラム次回参加者募集」(ページ未)

令和元年に行われた「大阪湾クルーズ」では漁師さんにお願いして底引き網でとれた魚をいただきました。
海底に潜むエイとともに回収できたのは…レジ袋の束。いわゆる海洋ごみの一部の「海底ごみ」です。レジ袋の恐ろしさを実感することができました。
現実を知るということも、大切な「できること」ですね。参加して学んだ情報を多くの人に知ってもらいましょう!
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