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大阪湾 深日(ふけ)漁港でセリ市を見た!

深日漁港 蛸壺

ここは大阪府泉南郡岬町の深日(ふけ)漁港

ポリエステルでできた扉付きのタコつぼ…これは現役のものなのでしょうか?どっさりと据え置きされています。

また、漁港のあちこちにはセメントで作られた鋳物のようなタコつぼ、昔ながらの瓶のようなタコつぼ、そしてその折衷型というか陶器とセメントを組み合わせたタコつぼなども転がっていました。

タコつぼの形状の変化というのも、それはそれで観察していて楽しいものです。

新しい素材が普及するにつれて形状も進歩して合理化していくのでしょう。タコさんにとってはたまったものではありません。

そんなユニークな深日漁港は大阪湾の南端に近く、潮流の激しい紀淡海峡から北上した岬町の北端部に位置します。

おサカナの出入りが激しい海峡を越えた、超える前あたりであり、休憩場所ともいうべきところでしょうか?今回はこちらにお邪魔して、動画教材「大阪湾の海の幸 鶴橋鮮魚市場のおサカナ屋さん」のロケ収録をさせていただきました。

漁師さんと仲買人のセリを見学

水揚げされるおサカナの種類は多くマアジ、ウシノシタ、テナガダコ、オニオコゼ、ヒラメ、メイタガレイ、ホウボウ、マゴチ、チヌ、カワハギ、まだまだたくさん。大阪湾の懐の豊かさが感じられます。

写真はセリ台にあげられたメイタガレイ。仲買人さんが値付けをする前に、指でちょっこと身を押してみて、その弾力、つまり肉の閉まり具合を確認します。

また同時に外観として傷がついていないかも、瞬時に確認(下見という)しているようです。カレイ、ヒラメ、キス、ホウボウなどは底引き網漁法で獲られるため網によって傷がつくからですね。

網(おけ)ごとで漁師さんが特定できるため、〇〇丸のおサカナは「丁寧に獲っている」というような情報集めにもなるようです。漁師さんにとって朝のセリ市はなんだかテスト結果発表のようなものなのでしょう。

さてセリ本番。セリ台に乗せられたカゴごと、仲買さんが値付けして金額を書いたセリ札を漁業組合の方に“後ろ向き”で手渡します。

なぜに後ろ向きかというとセリ、競売というものは高い値段をつけた方が買える、落札できるわけです。公平性を期すために、前をしっかり向いて、競争相手に一目もくれずセリ札を後ろ向きで渡すのです。

これらの流れ、ものすごく速いのです。ひとカゴあたり1分かかることはありませんでした。熟練の目利き、値付けというのは“居合抜き”のような瞬間で決定する勝負なのでしょう。見ていてドキドキしてしまいました。

なおセリ札は木製ではなく、専用のペンで素早く書いて、すぐに消せる独自のギアが活躍しておりました。

セリ落とされたおサカナは美味しくなるよう 仲買人のワザが光る

買い取られたおサカナは、隣接する仲買さん専用のいけすでお休みいただきます。とらえられて、空気に触れて、おサカナさんたちは相当のストレスを感じているわけで、しばらく時間を空けてストレスを緩和させるわけです。

魚種によって3時間から丸1日などストレス緩和の時間は異なるようで、このあたりも仲買さんのノウハウが光るようです。

そもそも細かな砂や泥、岩礁が海底に多く流れも少ない大阪湾。

エビカニ、プランクトンが豊かに育つ環境が整っており、大阪湾のおサカナは「そこそこ運動もしているメタボ体質」と指摘されます。だから美味しいのですね。そこにピリピリとストレスを与えると、そりゃあ味も落ちるというわけです。

このあたりのヒミツや工夫は次回のBlogでまたご紹介しましょう。

ストレスが少なく、よい状態のメイタガレイは即出荷決定。氷で絞めてマヒ状態にしてあります。こういうケースもあります。お買い上げいただける小売りさん、料理人さんのニーズに応えているのでしょう。

深日漁港でセリを見学するなら

●深日漁港 >>> http://fuke-gyokou.com/
・住所:大阪府泉南郡岬町深日2917
・電話:072-492-2052

一般の皆さんもこちらで新鮮なおサカナを手に入れることができます。
●深日漁港 魚市場 >>> http://fuke-gyokou.com/ichiba.html
出漁した日の15時頃から販売開始。天候により休漁した日、及び、祝日の前日と土曜日はお休み。

くわしくは深日漁港さんにお問い合わせください。魚市場だけでなく漁港をぶらりと歩いてみるのもおススメです。

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